POCKET ARCADE(ポケットアーケード)は、PCでもスマホでも、ブラウザを開くだけですぐに遊べるオリジナルゲームのポータルサイトです。この記事では、サイトを立ち上げた理由と、ゲームを作るときに決めている方針、裏側で使っている技術をまとめます。
なぜ「ブラウザだけで遊べる」ことにこだわるのか
スマホでゲームを遊ぶとき、多くの場合はアプリストアからインストールし、アカウントを作り、チュートリアルを終えてから、ようやく遊び始めることになります。「ちょっとした空き時間に1分だけ頭を使いたい」という場面では、この手順そのものが大きな壁です。
ブラウザゲームなら、リンクを開いた瞬間に遊べます。SNSで友だちの結果を見て「自分もやってみよう」と思ったとき、その気持ちが冷める前に遊び始められる。この「すぐ遊べる」体験を、思考力と反射神経を試すゲームで実現したいと考えたのがPOCKET ARCADEの出発点です。
ゲームを作るときの5つの方針
1. 1プレイは短く、何度でも遊べるように
QUICKカテゴリのゲームは、1プレイが数十秒〜数分で終わるように設計しています。失敗してもすぐにやり直せることが、「もう1回だけ」と思える手触りにつながるからです。一方で、DEEP DIVEカテゴリにはデッキ構築やローグライクのように、じっくり考えて30分以上遊べる作品も置いています。
2. ルールは1行で説明できるものに
「色を合わせて壁を通り抜ける」「数字をぴったり255にする」のように、ルールの核が1行で伝わることを重視しています。奥深さは、ルールを増やすことではなく、数値の調整や組み合わせから生まれるようにしています。
3. 毎日遊ぶ理由をつくる
DAILYカテゴリのゲームは、日付から問題を作るため、同じ日は全員が同じ問題に挑戦します。結果をシェアしたときに「今日の問題、難しかったね」と会話が生まれるのがデイリーゲームの良さです(仕組みは日替わりパズルの実装メモで詳しく解説しています)。
4. 広告でゲームの邪魔をしない
ゲームの途中で広告を挟んだり、報酬と引き換えに広告の視聴を求めたりはしていません。課金要素もありません。遊んでいる時間は、ゲームに集中できることを優先しています。
5. 遊び方と攻略を、数字で正確に書く
各ゲームのページと開発ブログには、遊び方と攻略のポイントを載せています。そのとき、「速さが上がる」ではなく「10点ごとに速さが+0.8」のように、実際のプログラムの設定値を確認して書くことにしています。感覚的なコツだけでなく、仕組みを知ることで上達できるようにするためです。
カテゴリと収録タイトル
| カテゴリ | 内容 | 代表作 |
|---|---|---|
| DAILY | 毎日のお題に挑戦してSNSでシェア | ブレイン・スキャン、Astra Tiles、Color Code |
| QUICK | スキマ時間に遊べるアクション・パズル | スタック・シフト、重力反転ランナー、カメレオンラッシュ |
| DEEP DIVE | じっくり遊べる戦略・ローグライク | Dice & Dungeon、Neon Deck、Overclock Engine |
| VERSUS | 人と対戦するロジックゲーム | Cyber Logic Battle |
裏側で使っている技術
POCKET ARCADEのゲームは、基本的にHTML・CSS・JavaScriptだけで作っています。大きなゲームエンジンやフレームワークを使わないことで、読み込みが軽く、古めのスマホでも動きやすくなります。
- 描画:動きの多いアクションゲームはCanvas、カードゲームやパズルは通常のHTML要素で描いています。
- サウンド:多くのゲームでは音声ファイルを使わず、Web Audio APIで効果音やBGMをその場で合成しています。ファイルの読み込みが不要になり、ページがさらに軽くなります。
- ランキング・集計:オンラインランキングや、ブレイン・スキャンの出現率の集計には、GoogleのFirebase(Firestore)を使っています。不正な書き込みを防ぐため、データの形式をチェックするルールを設定しています。
- 記録の保存:自己ベストや図鑑の記録は、ブラウザ内(localStorage)に保存しています。会員登録が不要なのはこのためです。
これから
今後も新作の追加と、既存ゲームの改善を続けていきます。不具合の報告やご意見はお問い合わせページから受け付けています。いただいた内容は、ゲームの調整や遊び方の説明の改善に反映しています。