『Artifact Builder』は、カードを並べた順番に効果が発動し、スコアが足されたり掛けられたりしていく計算パズルです。全10ステージで、最終ステージの目標はいきなり1500点に跳ね上がります。この記事では、ゲーム内のカード効果をプログラムで総当たりし、5枚で1500点を超えられる並べ方を探した結果をもとに、高得点を出すための考え方を解説します。
ルールのおさらい
- 手札のカードをプレイエリアに並べ、「ターン実行」を押すと、スコア0から左端のカードの効果が順に発動します。
- カードの効果は「何番目に置いたか」「全部で何枚置いたか」「発動した時点のスコア」によって変わります。
- 計算で出た小数は、カードが発動するたびに切り捨てられます。
- 目標スコアは、ステージ1から 20 → 50 → 100 → 150 → 200 → 250 → 300 → 400 → 500、ステージ10は1500です。
- ステージ2以降は、「3番目のカードの効果が0になる」などの特殊ルールがランダムで加わります。
カードの効果は大きく3種類
カードの効果を眺めると、役割は大きく3つに分けられます。
| 役割 | カードの例 | 効果 |
|---|---|---|
| 土台を作る(加算) | 一番槍の意地、二番手の焦燥、三番手の余裕 | 決まった順番に置くと +30 / +45 / +60。それ以外の順番では減点 |
| 数を整える(端数処理) | 五十の切り上げ、十の切り上げ、隙間埋め | スコアをきりのいい数にそろえる |
| 大きく伸ばす(乗算) | 十の盟約、百の盟約、増幅の波、六角の理 | 条件を満たすと ×3、×5、×(配置順+1)など |
乗算系のカードは強力ですが、「10の倍数なら×3、そうでなければ−50」「100の倍数なら×5、そうでなければ−100」のように、条件を外すと大きく減点されます。端数処理のカードで条件を整えてから、乗算のカードで伸ばすのが、このゲームの基本の流れです。
総当たりで見つけた「5枚で1500点超え」の並べ方
代表的な22枚のカードの効果をプログラムで再現し、4枚・5枚のすべての並べ方を計算しました。その結果、4枚では1500点に届く並べ方は1つもなく、5枚では130通りが見つかりました。その中から、すべて異なるカードで構成できる代表例を紹介します。
並べ方A:最終スコア2,450点
| 順番 | カード | 計算 | スコア |
|---|---|---|---|
| 1 | 一番槍の意地 | 1番目なので +30 | 30 |
| 2 | 二番手の焦燥 | 2番目なので +45 | 75 |
| 3 | 五十の切り上げ | 次の50の倍数へ | 100 |
| 4 | 百の盟約 | 100の倍数なので ×5 | 500 |
| 5 | 増幅の波 | (配置順4+1)=×5、その後 −50 | 2,450 |
目標の1500を大きく超えます。この並べ方の優れている点は、特殊ルール「逆風(スコアが−20から始まる)」でも崩れないことです。−20から始めても、1枚目で10、2枚目で55となり、3枚目の「五十の切り上げ」で同じく100にそろうため、最終スコアは変わりません。
並べ方B:最終スコア1,500点ちょうど
| 順番 | カード | 計算 | スコア |
|---|---|---|---|
| 1 | 一番槍の意地 | +30 | 30 |
| 2 | 十の盟約 | 10の倍数なので ×3 | 90 |
| 3 | 三番手の余裕 | 3番目なので +60 | 150 |
| 4 | 六角の理 | 6の倍数なので ×2 | 300 |
| 5 | 百の盟約 | 100の倍数なので ×5 | 1,500 |
途中のスコアが「10の倍数」「6の倍数」「100の倍数」と、次のカードの条件をちょうど満たしていくのがわかります。ただし並べ方Bは3番目の「三番手の余裕」が加算の要なので、特殊ルール「沈黙の三番手(3番目の効果が0)」が出たステージでは使えません。
並べ方から読み取れる3つの原則
1. 前半で「きりのいい数」を作る
×5の「百の盟約」を活かすには、発動時点で100の倍数になっている必要があります。並べ方Aでは「五十の切り上げ」、並べ方Bでは乗算と加算の組み合わせで、ちょうど100の倍数を作っています。端数処理のカードは地味に見えますが、高得点の並べ方にはほぼ必ず入っています。
2. 倍率は後ろに置くほど強い
「増幅の波」は(配置順+1)倍なので、5番目に置けば×5になります。掛け算はスコアが大きくなってからかけるほど効果が大きいので、倍率の大きいカードはできるだけ後ろに置きましょう。
3. 枚数そのものが条件になる
「何番目に置くか」「全部で何枚置くか」で効果が変わるカードが多いため、同じカードでも枚数が変わると結果が変わります。4枚では1500点に届かなかったように、最終ステージに向けては5枚以上を並べられるデッキを作っておくことが重要です。
報酬カードの選び方
ステージをクリアすると、7枚の候補から最大2枚を選んでデッキに加えられます(デッキの上限は15枚)。最終ステージを見据えると、次の3種類をそろえておくと安心です。
- 端数処理:五十の切り上げ、十の切り上げなど(条件を整える役)
- 大きな乗算:百の盟約、十の盟約、増幅の波など(伸ばす役)
- 位置で決まる加算:一番槍の意地、二番手の焦燥など(土台を作る役)
単体で強いカードより、手持ちのカードと「条件がつながる」カードを選ぶのがコツです。
まとめ
- 4枚では1500点に届かず、5枚なら届く並べ方がある
- 「加算で土台→端数処理で条件を整える→乗算で伸ばす」が基本の流れ
- 一番槍→二番手→五十の切り上げ→百の盟約→増幅の波で2,450点(逆風でも成立)
- 特殊ルールに合わせて、使える並べ方を複数持っておく
※計算は、ゲーム内のカード効果を再現したプログラムによるものです。特殊ルール「色彩の反発」が出た場合は、カードの色の並びも確認してください。